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Conflicts

世界の紛争・戦争の状況

主な武力紛争の概要と、当事者・第三者の発表を並べて比べる毎日の比較です。当事者の発表は、その当事者の主張として示します。

最終更新日 2026年10月17日

毎日の比較

主な武力紛争の一覧

主な武力紛争の概要。開始年と当事者は、UCDP(ウプサラ紛争データプログラム)と Wikipedia「List of ongoing armed conflicts」(2026年10月17日閲覧)、各紛争の項目、国連・国際危機グループ(ICG)などの公開資料で確かめた。死者数は集計する組織によって大きく違い、検証も難しいため、この一覧には載せていない。状況は日々変わるので、最新の動きはニュースと比較ダイジェストを見てほしい。

ロシアのウクライナ侵攻(ロシア・ウクライナ戦争)

地域: 欧州 開始: 2014年(全面侵攻は2022年2月)
当事者: ウクライナ/ロシア(北朝鮮の兵士の参加が報じられている)
状況: 戦闘が継続。2025年以降、米国の仲介などで和平協議が断続的に開かれているが、停戦は成立していない(2026年10月時点)

2014年にロシアがクリミアを併合し、東部ドンバスで親ロシア派の武装勢力とウクライナ軍の戦闘が始まった。2022年2月24日、ロシアは「特別軍事作戦」と称して全面的な侵攻を開始した。前線では大量の無人機が使われ、双方が相手の後方の施設を長距離の無人機・ミサイルで攻撃している。

背景と毎日の比較

ガザ戦争(イスラエルとハマスなどの戦闘)

地域: 中東 開始: 2023年10月
当事者: イスラエル/ハマスなどパレスチナの武装組織
状況: 2025年10月10日から米国主導の和平計画にもとづく停戦。2026年7月に武装解除の行程で合意したと発表されたが、攻撃は散発的に続いている

2023年10月7日のハマス主導のイスラエル攻撃(イスラエル側の発表で約1200人が死亡、251人が人質)を受けて、イスラエルがガザ地区で大規模な軍事作戦を行った。ガザの保健当局の集計では、パレスチナ人の死者は7万人を超える。国連の安全保障理事会は2025年11月、和平計画を支持する決議を採択した。

背景と毎日の比較

イラン戦争とホルムズ海峡の危機

地域: 中東 開始: 2026年2月
当事者: 米国・イスラエル/イランと周辺の同盟勢力(攻撃を受けた湾岸諸国の一部も反撃したと報じられている)
状況: 2026年4月と6月の停戦・合意はいずれも崩れ、海峡の通航は大きく制限されたまま。タンカーへの攻撃が続いていると報じられている(2026年10月時点)

2026年2月28日、米国とイスラエルがイランを空爆し、イランの最高指導者ハメネイ師が死亡した。イランは無人機・ミサイルでイスラエルや米軍基地、湾岸諸国を攻撃し、ホルムズ海峡の通航を妨げた。世界の海上の原油取引の約2割が通る海峡の混乱は、エネルギーや肥料の供給に大きな影響を与えている。

背景と毎日の比較

イスラエルとヒズボラの戦闘(レバノン)

地域: 中東 開始: 2023年10月(2026年3月から再び激化)
当事者: イスラエル/ヒズボラ
状況: 2026年6月に停戦が発表されたが、イスラエル軍の攻撃が続いていると報じられている

ガザ戦争の開始以降、レバノン南部とイスラエル北部で砲撃などの応酬が続き、2024年11月に停戦した。2026年のイラン戦争の開始後に戦闘が再開し、イスラエル軍がレバノン南部に地上部隊を進めたと報じられている。

イエメン内戦と紅海・バブ・エル・マンデブ海峡の危機

地域: 中東 開始: 2014年(紅海の攻撃は2023年11月から)
当事者: イエメン政府(大統領指導評議会)とサウジアラビアなど/フーシ派
状況: 継続中。2026年9月以降、フーシ派の攻勢でバブ・エル・マンデブ海峡の危機が報じられている

2014年にフーシ派が首都サヌアを掌握して内戦となった。2023年11月以降、フーシ派はガザでの戦争を理由に紅海を通る商船やイスラエルを無人機・ミサイルで攻撃し、米英などが反撃した。

スーダン内戦

地域: アフリカ 開始: 2023年4月
当事者: スーダン国軍(SAF)/即応支援部隊(RSF)
状況: 継続中

軍事政権の二つの勢力、ブルハン将軍が率いる国軍と、ダガロ(通称ヘメティ)将軍が率いる準軍事組織 RSF の戦闘。ダルフールやコルドファンで激しい戦闘が続き、国連は世界最大級の人道危機・避難民危機と位置づけている。

ミャンマー内戦

地域: アジア 開始: 2021年2月(少数民族の武装闘争は1948年から)
当事者: 国軍/民主派の国民防衛隊(PDF)、少数民族の武装組織
状況: 継続中

2021年2月1日の国軍のクーデターに抗議する運動が弾圧され、民主派と少数民族の武装組織による武力抵抗が広がった。国軍は空爆を続け、各地で支配地域が入れ替わっている。

コンゴ民主共和国東部の紛争

地域: アフリカ 開始: 1990年代(M23 の攻勢は2021年11月から)
当事者: コンゴ民主共和国政府/M23(3月23日運動)など多数の武装組織
状況: 2025年に停戦・和平の合意が結ばれたが、戦闘は続いていると報じられている

東部の北キブ・南キブ州などで多数の武装組織が活動する。国連の専門家グループはルワンダが M23 を支援していると報告し、ルワンダは否定してきた。M23 は2025年初めにゴマ・ブカブを掌握した。

サヘル地域の武装組織の反乱(マリ・ブルキナファソ・ニジェールなど)

地域: アフリカ 開始: 2012年
当事者: 各国政府(軍事政権)/アルカイダ系の JNIM、「イスラム国」系の組織など
状況: 継続中

2012年のマリ北部の反乱をきっかけに、イスラム過激派の武装組織の活動がブルキナファソ・ニジェールなどへ広がった。3か国はクーデター後の軍事政権のもとで、フランス軍や国連の部隊を撤退させた。

ソマリア内戦

地域: アフリカ 開始: 1991年(現在の段階は2009年から)
当事者: ソマリア連邦政府とアフリカ連合の部隊/アル・シャバーブ
状況: 継続中

アルカイダに忠誠を誓うアル・シャバーブが中南部の一部を支配し、政府とアフリカ連合の部隊と戦っている。米軍も無人機などで空爆を行っていると発表している。

エチオピアの国内紛争(アムハラ州など)

地域: アフリカ 開始: 2023年4月(アムハラ州)
当事者: エチオピア連邦政府/ファノ(アムハラの民兵)、オロモ解放軍など
状況: 継続中

2020〜22年のティグレ紛争の後、政府が州の特別部隊を解体しようとしたことをきっかけに、アムハラ州でファノとの戦闘が始まった。オロミア州でも武装組織との戦闘が続いている。

ハイチのギャングの暴力と治安危機

地域: 中南米 開始: 2018年
当事者: ハイチ政府と国際的な治安支援部隊/武装ギャングの連合
状況: 継続中

2021年の大統領暗殺の後、武装ギャングが首都ポルトープランスの大部分を支配し、住民の避難が続いている。国連安保理の承認のもとで、外国の治安支援部隊が展開している。

アフガニスタンとパキスタンの国境の衝突・パキスタン北西部の反乱

地域: アジア 開始: 2004年(国境の衝突は2025年から激化)
当事者: パキスタン/パキスタン・タリバン運動(TTP)など。アフガニスタンのタリバン政権との国境での衝突
状況: 継続中

パキスタンは、アフガニスタンを拠点とする TTP が国内で攻撃を続けていると主張し、タリバン政権は否定している。2025年10月には国境で大規模な衝突が起きた。

カシミールをめぐるインドとパキスタンの対立

地域: アジア 開始: 1947年
当事者: インド/パキスタン
状況: 2025年5月の4日間の武力衝突の後、停戦

2025年4月にインド側カシミールのパハルガムで観光客ら26人が殺害された事件を受け、インドは5月7日にパキスタン領内を攻撃した。双方が無人機・ミサイル・戦闘機を使った交戦は5月10日の停戦で収まった。

一覧のほかの紛争(コロンビア、ナイジェリア、カメルーン、中央アフリカ、リビア、西サハラなど)は UCDP や ICG の CrisisWatch で確かめられます。