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ウクライナ戦況の比較

ウクライナ戦況の比較 2026年10月18日 双方の空爆発表と地上戦の評価

ウクライナ軍とロシア国防省の発表、ISWなど第三者の評価を並べた。18日未明から直近36時間の材料に基づく。地上戦の位置づけは双方で食い違う。

STRATTACT編集部

このページの読み方 ロシアのウクライナ侵攻(ウクライナとロシアの戦況)について、立場の違う情報源の発表・報道を並べて比べたものです。各陣営の主張は、その陣営の主張であり、事実として確かめられたものではありません。数字はすべて発表した組織のものです。地図の画像や記事の本文は転載せず、リンクで示しています。

直近36時間で、ウクライナ軍参謀本部はロシアの攻撃回数と発射された無人機などの数を発表し、ロシア領内や占領地の施設を攻撃したと主張した。ウクライナ空軍は同日未明の大規模な無人機・ミサイル攻撃を293の目標を撃墜・制圧したと発表した。

ロシア国防省は、ドニプロペトロウシク州やザポリージャ州、ジトーミル州、ルツク、オデーサ港などへの攻撃を発表し、攻撃の成果を主張した。タス通信は、ウクライナ軍がDPR(ドネツク人民共和国)の集落を過去1日に13回砲撃したと報じた。

地上戦について、ロシアのゲラシモフ参謀総長が主張したドブロポリエの占領とクラマトルスクへの前進を、ウクライナ軍参謀本部は否定したと報じられた(The New Voice of Ukraine)。米シンクタンクISWは、プーチン大統領が発表した今年の占領面積6500平方キロメートルについて、ロシア軍の実際の前進の45倍だという評価の見出しを出した。リマン付近ではロシア軍が後退したとの報道もある(AzerNews)。

ただし、いずれも独立した地上の検証は確認できない。両陣営の発表の多くは相手側の被害を一方的に主張する内容で、数字は集計方法が公表されていない。

各陣営の主張

ウクライナ側

  • ウクライナ軍参謀本部は、17日22時時点の作戦情報として、同日の戦闘が215回あったと発表した。ウクライナ軍参謀本部(Telegram)
  • ウクライナ軍参謀本部は、同じ時点までにロシアが1回のミサイル攻撃と65回の航空攻撃、228発の誘導爆弾、5173機の自爆型ドローンを使用したと発表した。ウクライナ軍参謀本部(Telegram)
  • ウクライナ軍参謀本部は、17日8時時点の報告では前日の戦闘が238回で、ロシアが71回の航空攻撃と261発の誘導爆弾、7433機の自爆型ドローンを使用したと発表した。ウクライナ軍参謀本部(Telegram)
  • ウクライナ軍は16日に、ロシア・ロストフ州レーニナ付近で無人機を製造する企業の生産施設を攻撃し、被害を確認したと主張した。ウクライナ軍参謀本部(Telegram)
  • ウクライナ軍は16日から17日にかけて、ブリャンスク州スロボダ・セレツカヤ付近のウネチャ川にかかる鉄道橋を攻撃したと主張した。ウクライナ軍参謀本部(Telegram)
  • ウクライナ空軍は、17日未明の攻撃でロシアが弾道ミサイルや巡航ミサイル、332機の攻撃型ドローンなどを使い、293の目標を撃墜・制圧したと発表した。ウクライナ空軍(Telegram)
  • ウクライナ空軍は、18日朝にチェルカースィ、ジトーミル州ベルディチウ、ドニプロペトロウシク州パヴロフラード付近などで無人機の接近を警告した。ウクライナ空軍(Telegram)
  • ウクライナ国営通信社ウクリンフォルムは、ハルキウへのミサイル攻撃で3人が負傷したと報じた。Ukrinform

ロシア側

  • ロシア国防省は、ドニプロペトロウシク州クリヴイ・リフ、ザポリージャ州、ジトーミル州の金属工場、変圧器工場、エネルギー施設を攻撃したと発表した。ロシア国防省(Telegram・英語版)
  • ロシア国防省は、オデーサ港へ軍需物資を運んでいた乾貨物船に攻撃を加えたと発表した。ロシア国防省(Telegram・英語版)
  • ロシア国防省は、ウクライナの運輸施設、無人機の保管場所、一時展開地など142の地点を攻撃したと発表した。ロシア国防省(Telegram・英語版)
  • ロシア国防省は、ルツクの自動車修理企業とテルノピリ州コロドネ付近の変電所への無人機攻撃を発表した。ロシア国防省(Telegram・英語版)
  • ロシア国防省は、ドブロポリエ方向で工兵が地雷の除去を進めていると発表した。ロシア国防省(Telegram・英語版)
  • タス通信は、ウクライナ軍がDPRの集落を過去1日に13回砲撃したと報じ、民間人の死傷は報告されていないと付け加えた。TASS
  • ゲラシモフ参謀総長がドブロポリエの占領とクラマトルスクへの前進を主張したと、ウクライナのThe New Voice of Ukraineが報じた。ロシア参謀総長の発言(報道: The New Voice of Ukraine)

第三者の評価・報道

  • ISWは、プーチン大統領の今年の占領面積6500平方キロメートルの発表は、ロシア軍の実際の前進の45倍だという評価を見出しで示した。ISW(Google ニュース経由・見出しのみ)
  • ISWは、ウクライナ軍がリマン付近で攻勢を強め、ロシア軍が後退したと伝えた。ISW(Google ニュース経由・見出しのみ、AzerNewsの記事)
  • ウクライナ軍参謀本部は、ゲラシモフ参謀総長のドブロポリエ占領とクラマトルスクへの前進の主張を否定したと報じられた。The New Voice of Ukraine(Google ニュース経由)
  • Reutersは、ウクライナ外相が、ロシア支配下の町を「死の罠」で住民が飢えていると述べたと報じた。Reuters(Google ニュース経由)

一致している点

  • 17日の夜から18日未明にかけて、ウクライナ側とロシア側の双方が、ドニプロペトロウシク州やハルキウ州を含む地域での攻撃を発表している(前日の要約に基づく比較)。
  • ウクライナ国営通信社ウクリンフォルムとタス通信の双方が、17日にモスクワへの無人機攻撃が続いたと報じている(前日の要約に基づく比較)。

食い違っている点

  • 攻撃の集計の仕方が違う。ウクライナ軍は戦闘回数と攻撃に使われた兵器の数を報告し、ロシア国防省は攻撃した地点の数(142の地点など)を報告する。両者は比較できる単位になっていない。
  • ウクライナ軍参謀本部の戦闘回数は、17日22時時点(215回)と17日8時時点の前日分(238回)で、集計の期間が違う。
  • ロシア国防省は攻撃の成果を「完全な壊滅」と表現したが、ウクライナ軍は被害の規模を数字で示していない。表現の強さが違う。
  • 地上戦の評価が大きく食い違う。プーチン大統領の占領発表とISWの評価、ゲラシモフ参謀総長の主張と、ウクライナ軍参謀本部の否定が対立している。
  • ウクライナ軍は自国の被害や損失を今回は示していない。ロシア国防省は撃墜や破壊の数を示していない。両陣営の「敵の損失」の累計値は今回の材料にない。

第三者の情報で裏付けられる点

  • ISWの評価は、ロシア側の占領発表の規模に疑問を示しているが、ISWの評価本文は確認できず、見出しのみでの判断となる。
  • ウクライナ軍参謀本部がゲラシモフ参謀総長の主張を否定したという点は、The New Voice of Ukraineの報道でのみ確認できる。

前日からの変化

  • 前日のダイジェストで触れられたモスクワへの無人機攻撃は、今回の材料には含まれていない。
  • 前日(17日)のダイジェストで挙がった地名のうち、ハルキウ州とドニプロペトロウシク州、ジトーミル州に関する攻撃は今回も発表されている。

不確かな点

  • ウクライナ軍参謀本部の数字は、いずれも作戦情報の途中経過で、確定した集計ではない。
  • ロシア国防省の「142の地点」は、攻撃の対象の数で、被害の確認はない。
  • ウクライナ空軍の293目標の内訳は、撃墜と制圧の区別が示されていない。
  • ISWの6500平方キロメートルの評価は見出しのみで、計算の根拠は確認できない。
  • ロシア国防省の「13回の砲撃」は、ロシア国営のタス通信の報道で、ウクライナ側の確認はない。
  • DeepStateの地図更新の内容は、地図の画像を確認できないため、地名と前進の表現のみを記した。
  • Reutersが報じたウクライナ外相の「死の罠」発言は、町の名前が材料にないため、場所の特定はできない。

言及された地域

  • ウクライナ側:ロストフ州レーニナ、ブリャンスク州スロボダ・セレツカヤ、ドネツク州ノヴォアンドリーイウカ、ドネツク州ミコリスケ、ドネツク州マリウポリ、スムイ州ウラノヴェ、スムイ州ファトヴィジュ、スムイ州サドキ、スムイ州マーラ・コルチャキフカ、スムイ州ルデノク、スムイ州トヴストドゥボヴェ、スムイ州ヴォルフィネ
  • ロシア側:ドニプロペトロウシク州クリヴイ・リフ、ザポリージャ州、ジトーミル州、オデーサ港、ヴォルィーニ州ルツク、テルノピリ州コロドネ、ドネツク州ドブロポリエ、ドネツク州クラマトルスク、DPR(ドネツク人民共和国)の集落
  • 第三者の評価・報道:ドネツク州リマン、ドネツク州ドブロポリエ、ドネツク州クラマトルスク

情報源

材料にした発表・記事(41件)

STRATTACT編集部が各情報源の公開の発表・報道(Telegram の公開チャンネルのウェブ版、RSS、Google ニュース)をもとにまとめました。AIを記事の執筆の補助で使用しています。部隊の位置や作戦の詳細など、危害に役立つ情報は書いていません。

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