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防衛産業・予算
ドイツ、国防費拡大の財源確保へタバコ税・砂糖税を引き上げ
国防費とインフラ投資の拡大に伴う財政負担を減らすため、タバコ税と砂糖税の引き上げに乗り出した。
STRATTACT編集部

매일경제
ドイツが、国防費とインフラ投資の拡大に伴う財政負担を減らすため、タバコ税と砂糖税の引き上げに乗り出した。増税によって歳入を確保し、拡大する支出を賄うことが狙いである。
背景には、ロシアによるウクライナ侵攻以降、欧州各国が国防力の強化を急いでいる状況がある。ドイツは2022年に、連邦軍の装備更新を目的とした1000億ユーロの特別基金を創設しており、防衛費は中長期にわたって増加する見通しとなっている。
同時に、道路や橋、鉄道、デジタル網などのインフラは老朽化が進み、更新需要が大きい。国防とインフラの双方に財源を振り向けるため、政府は既存の税制を見直す必要に迫られている。
タバコ税と砂糖税は、健康への影響を理由に課税を強める政策として各国で採用されてきた。税率の引き上げは、たばこや糖分の多い飲料の消費を抑える効果も期待される。ただし増税は小売価格の上昇を通じて家計の負担を増やすため、消費者や関係業界からの反発も予想される。
財政規律の観点では、国防費を含む歳出拡大と債務の抑制を両立させることが課題となる。ドイツは基本法の債務ブレーキにより連邦の構造的な財政赤字を制限してきたが、防衛費の一部は例外扱いとされる仕組みがあり、その運用が議論を呼んできた。
増税の仕組みについて補足すると、タバコ税は紙巻きたばこの本数や重量に応じた税額で課されることが多く、税率の変更は販売価格に直接反映される。砂糖税は糖分を含む飲料などに課される間接税で、課税対象や税率の設計によって影響の大きさが変わる。
国防費の増加が財政を圧迫する構図は、冷戦期以降にも各国で繰り返されてきた。今回の措置は、国防とインフラという二つの大きな支出を同時に抱える国が、既存の税収をどう組み替えるかを示す事例とみることができる。
防衛費の増加は、装備の調達や弾薬の生産、部品サプライヤーへの発注を通じて国内の産業や雇用に波及する。その一方で、財源を誰がどの形で負担するのかは政治的な選択となるため、税制の議論は今後も続くとみられる。
今後は、増税の具体的な税率と実施時期、税収の見込みが焦点となる。国防費とインフラ投資の両立をどのように財政で支えるのかは、欧州の財政運営全体に影響するため注目される。
STRATTACTの見方
この出来事は、国防費の拡大が増税という形で家計や社会政策にも波及することを示している。防衛費は産業への発注や雇用につながる一方、財源をどう確保するかは政治的な選択を伴う。欧州では防衛支出を増やす国が増えており、税制による財源確保は今後も議論を呼ぶ可能性がある。武器の製造や防衛産業の受注に直接かかわる話ではないが、国防予算の裏側にある財政の仕組みを理解する材料になる。
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